こんにちは。新小岩の歯医者【新小岩たつみばし歯科】です。
✅ はじめに｜朝起きると顎が痛い…それ「くいしばり」かも？
「朝起きると顎がだるい」「肩こりや頭痛が続いている」「歯がすり減ってきた気がする」
こんな症状がある方、もしかすると**くいしばり（歯ぎしり）**が原因かもしれません。
くいしばりは、無意識のうちに歯と歯を強く噛みしめる習慣で、歯や顎に大きな負担をかけています。特に夜間は気づきにくく、1回の噛みしめで100kg以上の力がかかることもあるんです。
放置すると、歯のすり減り・顎関節症・肩こり・頭痛など、全身に悪影響を及ぼすことも…。
この記事では、くいしばりの原因・症状・チェック方法・改善策まで、歯科医師の視点でわかりやすく解説します！
✅ くいしばりとは？歯にかかる圧力は想像以上！
通常、リラックスしているときは、上下の歯が接触していないのが正常です。しかし、くいしばりのある人は、無意識に強い力で噛みしめてしまいます。
ポイント 👉 くいしばりの圧力は日常の食事よりもはるかに強い！
食事中の噛む力は約30kg程度ですが、睡眠中のくいしばりでは100kg以上の力がかかることもあり、歯や顎の筋肉に大きな負担となります。
✅ くいしばりの種類｜日中と夜間で違いがある？
くいしばりには大きく分けて2つのタイプがあります。
🌞 日中のくいしばり（TCH：歯列接触癖）
- 集中しているとき（パソコン作業・スマホ・運転など）に無意識に噛みしめる
- ストレスや緊張が原因で起こることが多い
- 長時間続くことで顎や筋肉に負担
🌙 夜間のくいしばり（ブラキシズム）
- 寝ている間に強い力で噛みしめたり、歯ぎしりする
- 自覚がないため発見が遅れる
- 歯や顎関節のダメージが大きい
✅ くいしばりの主な原因は？
くいしばりの原因は一つではありません。複数の要因が関係していることが多いです。
1. ストレス
精神的ストレスは、無意識に筋肉を緊張させます。ストレス社会では最も大きな原因の一つ。
2. 噛み合わせの不調
歯並びや噛み合わせが悪いと、無意識に噛みしめてバランスを取ろうとします。
3. 姿勢の悪さ
デスクワークやスマホ使用で猫背になると、顎に負担がかかり、くいしばりのリスクが増加。
4. 集中時の癖
パソコン作業や趣味の作業など、集中すると自然に噛みしめてしまう方も多いです。
✅ 放置するとどうなる？くいしばりのリスク⚠️
くいしばりを放置すると、次のようなトラブルが起こります。
- 歯のすり減り・ひび割れ・知覚過敏
- 顎関節症（口が開きにくい・顎がカクカク鳴る）
- 肩こり・首のこり・頭痛
- 顔の筋肉の張り（エラが張る）
- 詰め物や被せ物の破損
✅ 自分は大丈夫？セルフチェックリスト ✅
以下に当てはまる方は、くいしばりの可能性があります。
☑ 朝起きた時に顎が痛い・だるい
☑ 歯にひびやすり減りがある
☑ 肩こりや頭痛が続く
☑ 頬の内側に歯の跡がある
☑ 無意識に歯を噛みしめている
✅ 改善策① 歯科でのマウスピース治療
夜間のくいしばりには、**ナイトガード（マウスピース）**が効果的です。
歯科医院でオーダーメイドのマウスピースを作ることで、歯や顎を守り、力を分散できます。
✅ 改善策② 日常生活でできる対策
- 上下の歯を離す意識を持つ（“歯を離す”メモを貼る）
- 顎や肩のストレッチ・マッサージ
- 正しい姿勢を意識（特にデスクワーク中）
- ストレス対策（深呼吸・軽い運動・趣味）
✅ くいしばりとストレス・自律神経の関係
ストレスによって交感神経が優位になると、筋肉が緊張しやすくなります。
リラックスできる時間を増やすことが、くいしばり改善の大きなポイントです。
✅ まとめ｜早めの対策で歯と体を守ろう
くいしばりは、放っておくと歯や顎だけでなく、全身の不調につながります。
気になる症状があれば、早めに歯科医院へ相談しましょう。
**「歯を守ること＝健康を守ること」**です！
おわりに：くいしばりは早期対策がカギ！
くいしばりは、放っておくと歯や身体に大きなダメージを与える原因になります。
しかし、原因を知り、日常生活を少し見直すだけで改善することも可能です。
気になる症状がある方は、JR総武線「新小岩駅」北口から徒歩3分の歯医者【新小岩たつみばし歯科】へご相談ください。