CATEGORY : 予防歯科

🦷むし歯をほっとくとどうなるの?知らないと怖い放置のリスクと治療のタイミング

こんにちは。新小岩の歯医者【新小岩たつみばし歯科】です。

「歯がちょっとしみるけど、忙しくて歯医者に行けない…」
「小さな黒い点だから、きっと大丈夫だろう」

そんな風に、むし歯を放置してしまった経験はありませんか?
実はむし歯は、自然に治ることはなく、放っておくと進行し続ける病気です。

ここでは、むし歯を放置することでどのような症状やリスクが待っているのかを、進行段階ごとにわかりやすく解説します。また、早期治療のメリットや定期検診の重要性についても触れていきます。


【まず知っておこう】むし歯とはどんな病気?

むし歯(虫歯)は、口の中の細菌(主にミュータンス菌)が食べ物の糖分をエサにして酸をつくり、その酸が歯を溶かすことで起こる病気です。

歯はエナメル質→象牙質→歯髄(神経)と層になっており、むし歯が進むとこの順に内部へと侵食していきます。
初期段階ではほとんど自覚症状がありませんが、進行するにつれて痛み・しみ・腫れ・膿・顔の腫れなど、さまざまなトラブルを引き起こします。


【ステージ別解説】むし歯を放置するとどうなるの?

むし歯の進行は通常、以下の5つのステージに分類されます(C0〜C4)。
それぞれの段階と、放置した場合に起こるリスクを詳しく見ていきましょう。


✅ C0:ごく初期のむし歯(白濁)

  • 症状:痛みやしみはなし
  • 見た目:白く濁ったような小さな斑点
  • 治療法:適切なブラッシングやフッ素塗布で進行を防げる

この段階では、まだ歯の表面の「脱灰」が始まった程度。自然治癒に近い対応が可能ですが、定期的なチェックが必要です。放置すると、C1に進行してしまいます。


✅ C1:エナメル質のむし歯

  • 症状:ほぼ無症状。ごく軽いしみが出ることも
  • 治療法:削らずに進行止めを塗布するケースもあれば、軽度の削合と詰め物で対応

この段階であれば、最小限の治療で済み、費用も痛みも少ないです。
しかし自覚症状がほとんどないため、多くの人が気づかずに放置してしまいがちです。


⚠️ C2:象牙質まで達したむし歯

  • 症状:冷たいもの・甘いものがしみる、軽い痛み
  • 治療法:むし歯部分を削り、樹脂や金属で詰める治療(コンポジットレジン、インレーなど)

C2になると、「歯医者に行かなければ」と思い始める人が多い段階です。
ここでの放置は危険。むし歯の進行スピードが早まり、神経まで一気に達する可能性もあります。


❗C3:神経まで達したむし歯

  • 症状:ズキズキする激しい痛み、夜も眠れないような痛み
  • 治療法:神経を取り除く「根管治療」+被せ物(クラウン)による補綴治療

C3まで進行すると、治療に複数回かかるほか、治療費も高くなりやすいです。
神経を抜くことで痛みは一時的に治まりますが、歯そのものの寿命は確実に短くなります。


🚨C4:歯根まで感染が及んだ末期のむし歯

  • 症状:一時的に痛みがなくなるが、膿がたまり、顔が腫れる・発熱することも
  • 治療法:多くは抜歯。再植やブリッジ、インプラントなどの補綴治療が必要に

ここまで放置してしまうと、「歯を残す治療」は難しいケースがほとんどです。
また、**歯の根の先に膿が溜まる「根尖性歯周炎」**になり、歯だけでなく骨や顔面にも炎症が波及する危険性があります。

う蝕治療ガイドライン→こちら


【見逃せない】むし歯を放置する5つの重大リスク

  1. 治療がどんどん大がかりになる(時間・費用・痛みの増加)
  2. 歯を失う可能性が高くなる
  3. かみ合わせが乱れ、他の歯や顎に悪影響を与える
  4. 口臭や見た目の悪化によって社会生活にも影響
  5. 細菌が全身に回り、命にかかわる病気につながることも

【意外と知られていない】むし歯が引き起こす全身の病気

むし歯の原因菌は、血管を通して全身に運ばれることがあります。
特に高齢者や免疫力の低下した方では、次のような深刻な病気を引き起こすことがあります:

  • 🫀細菌性心内膜炎:心臓の内膜に炎症が起きる致死率の高い疾患
  • 🧬敗血症:感染が血液中に広がることで、全身の臓器に障害が起こる
  • 🦴顎骨炎:歯根の感染が骨にまで及ぶ重篤な状態

歯の病気が命に直結するケースもあるということを、ぜひ知っておいてください。


【むし歯を防ぐには?】定期検診と早期治療が最強の予防策!

むし歯は、早めに見つけて早めに治療すれば怖くない病気です。
逆に言えば、見逃しや放置が最も危険

🌟 予防の3つの基本

  1. 正しい歯磨きとフロスの習慣化
  2. 定期的な歯科検診(3〜6ヶ月に1回)
  3. 食生活の見直し(ダラダラ食べを避ける)

むし歯のリスクは年齢や生活習慣によっても変わるため、自分に合った予防法を歯科医と一緒に考えるのが理想的です。


【まとめ】むし歯は放置しないで、今すぐ歯医者さんへ!

「痛みがないから大丈夫」と思っていると、気づかないうちに進行してしまうのがむし歯の怖さです。
むし歯は放置しても治らず、進行すればするほど治療が複雑・高額・苦痛になります。

  • ✅ 小さな違和感のうちにチェック!
  • ✅ 忙しくても3ヶ月に1回の検診で安心!
  • ✅ 治療が不安な方こそ、優しい歯医者に相談を!

大切な歯を守るために、「放置しないこと」こそが、いちばんの治療です。

もしかしたらむし歯かも!?っと思ったらJR総武線「新小岩駅」北口から徒歩3分の歯医者【新小岩たつみばし歯科】へご相談ください。

新小岩たつみばし歯科へのアクセス

電話を
かける
WEB
診療予約
診療
時間表

tel. 03-3697-0142

診療時間
9:00〜13:30
15:00〜18:00
★:土曜は9:00~15:00まで診療
休診日:木曜・日曜・祝日
  • 最終受付は診療終了の30分前