
こんにちは。新小岩の歯医者【新小岩たつみばし歯科】です。
はじめに 🦷
「歯周病は中高年の病気」というイメージをお持ちではありませんか?
実は近年、子どもや若い世代の歯周病患者が増えていることが歯科医師の間で問題視されています。
歯周病は歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支える骨を溶かし、最終的には歯を失う大きな原因となる病気です。さらに、全身の健康とも深く関係しており、糖尿病や心疾患など生活習慣病とも関連していることが分かっています。
本記事では、
- なぜ若い世代で歯周病が増えているのか
- 歯周病の初期症状とセルフチェック
- 予防のための正しい生活習慣
- 親子で取り組める歯周病対策
についてわかりやすく解説します。
歯周病とは?👀
歯周病は「歯肉炎」と「歯周炎」に大きく分けられます。
- 歯肉炎:歯ぐきに炎症が起こり、腫れや出血が見られる状態。まだ歯を支える骨は壊れていません。
- 歯周炎:炎症が進行し、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始める状態。放置すると歯がぐらつき、最悪の場合は抜歯が必要になります。
初期段階では痛みがほとんどなく、気づかないうちに進行するのが大きな特徴です。
子どもや若者で歯周病が増えている理由
1. 食生活の変化 🍔🍭
近年は柔らかい食べ物や甘いお菓子、清涼飲料水を摂取する機会が増えています。噛む回数が減ると唾液の分泌が減少し、口の中の自浄作用が低下して細菌が増えやすくなります。
2. 不十分な歯みがき習慣 🪥
特に子どもや思春期の若者は、磨き残しが多くなりがちです。
「磨いているつもり」でも、歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)が残り、そこから歯周病菌が繁殖します。
3. スマホ・ゲームによる生活習慣の乱れ 📱🎮
夜更かしや不規則な生活は、免疫力の低下につながります。免疫が落ちると歯周病菌に対する抵抗力が弱まり、炎症が進みやすくなります。
4. ストレス社会 😰
学生や若手社会人は勉強・仕事・人間関係で強いストレスを抱えることがあります。ストレスは唾液の分泌量を減らし、さらに免疫力を低下させるため、歯周病が進行しやすくなります。
5. 遺伝的要因 👨👩👧
歯周病には遺伝的なリスクも関係します。両親のどちらかが重度の歯周病を経験している場合、子どもも発症しやすい傾向があります。
歯周病のサインを見逃さない!セルフチェック ✅
以下の症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
- 歯ぐきから出血する(歯みがきやフロス使用時)
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 口臭が強くなった
- 歯が浮いたような感じがする
- 歯ぐきが下がり、歯が長く見える
特に出血や口臭は初期段階で気づきやすいサインです。
歯周病を予防する方法 🌟
1. 正しい歯みがき習慣
- 歯ブラシは1か月〜2か月で交換
- 毛先の柔らかい歯ブラシを選ぶ
- フロスや歯間ブラシを毎日使う
👉 子どもには仕上げ磨きを、大人もフロス習慣を意識しましょう。
2. 定期的な歯科検診 🏥
歯周病は自覚症状が出にくいため、3〜6か月に1度の検診が理想的です。歯石取りや専門的なクリーニングで口内環境をリセットしましょう。
3. バランスのとれた食事 🍚🥦
野菜・果物・乳製品をバランスよく取り、カルシウムやビタミンCを意識して摂取すると、歯や歯ぐきの健康を守れます。
4. ストレスケアと生活習慣改善 🛌
十分な睡眠・適度な運動・リラックスタイムを確保し、免疫力を保つことが大切です。
子どもと一緒にできる歯周病対策 👦👧
- 親子で一緒に歯みがきタイムを設ける
- フロスを使う習慣を小さいうちから身につける
- 「デンタルカレンダー」などで磨いた回数を記録して楽しむ
- ご褒美シールやアプリを使ってモチベーションを上げる
小さいころから楽しく取り組むことで、歯周病予防は習慣化できます。
歯周病は全身の健康にも関わる ⚠️
若い人にとっても軽視できないのが、歯周病と全身疾患の関係です。
- 糖尿病:歯周病があると血糖コントロールが悪化する
- 心疾患:歯周病菌が血流に入り、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高める
- 妊娠トラブル:早産や低体重児出産と関連があると報告されています
つまり、歯周病を予防することは「将来の健康投資」にもなるのです。
おすすめのケアアイテム紹介 🛒
1. 歯周病予防に強い歯磨き粉
- 抗菌成分(CPC・IPMP)が配合されたもの
- フッ素入りでむし歯予防もできるもの
2. デンタルフロス & 歯間ブラシ
- 子どもには持ちやすいY字型フロスがおすすめ
- 大人は歯間ブラシで歯ぐきの奥の汚れを徹底除去
3. マウスウォッシュ
- アルコールフリーで低刺激なタイプ
- 殺菌効果のあるものを寝る前に使うと効果的
まとめ ✨
歯周病は「大人だけの病気」ではなく、子どもや若い世代にも広がっている生活習慣病です。
- 柔らかい食生活や不十分な歯みがき
- ストレスや免疫力低下
- 遺伝的リスク
これらが複合的に作用して、近年若年層でも増加しています。
しかし、正しいセルフケア+定期的な歯科検診で予防は可能です。
親子で楽しく取り組むことで、歯と全身の健康を守ることができます。
🦷今日からできる小さな習慣で、未来の笑顔を守りましょう!
当院では日本歯周病学会認定医の資格をもつ歯科医師による専門的な歯周病治療を受けることができます。お口のことでお困りのことがございましたらJR総武線「新小岩駅」北口から徒歩3分の歯医者【新小岩たつみばし歯科】へご相談ください。
