こんにちは。新小岩の歯医者【新小岩たつみばし歯科】です。
「歯ぐきから血が出る」「歯がグラグラする」と感じたことはありませんか？
それ、歯周病のサインかもしれません。
歯周病は、進行すれば歯を失う原因にもなる怖い病気です。しかし、早期に発見し、適切な治療を受けることで進行を止めることが可能です。
この記事では、歯周病の進行度に応じた治療法をわかりやすく紹介します。
「今の自分にはどんな治療が必要なのか？」を知る手がかりにしてください。
歯周病とは？まずは基礎知識をおさらい
歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまったプラーク（歯垢）が原因で起こる炎症性の病気です。
進行すると、歯を支える歯槽骨が破壊され、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうことも。
歯周病の進行段階
- 歯肉炎：歯ぐきに軽い炎症が起きる（出血、赤み、腫れ）
- 軽度歯周炎：歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨が少しずつ溶け始める
- 中等度歯周炎：炎症が進み、歯がぐらつき始める
- 重度歯周炎：歯槽骨が大きく破壊され、歯が抜けそうになる
歯周病の治療方法【段階別】
🔹初期（歯肉炎〜軽度歯周炎）の治療
1. プラークコントロール（セルフケア指導）
歯周病の基本は毎日の歯磨きです。
歯科衛生士によるブラッシング指導や、フロス・歯間ブラシの使い方の確認が行われます。
2. スケーリング（歯石除去）
歯の表面や歯ぐきの上にある歯石やプラークを専用の器具で除去します。
定期的なスケーリングにより、炎症を抑えられることが多いです。
🔹中等度の治療：SRP（ルートプレーニング）
スケーリングでは取り切れない、歯ぐきの中の歯石や汚れを除去する治療です。
「SRP（スケーリング・ルートプレーニング）」と呼ばれ、局所麻酔をして丁寧に処置します。
この治療により、歯周ポケットが浅くなり、歯ぐきが引き締まってきます。
🔹重度の場合：外科的治療
SRPだけでは改善が難しい場合、外科的な処置が必要になります。
1. フラップ手術（歯周外科手術）
歯ぐきを切開して歯の根の奥まで見えるようにし、歯石や感染部分を直接除去します。
必要に応じて、骨の再生治療も行います。
2. 再生療法（リグロス、エムドゲインなど）
失われた歯槽骨を再生させる薬剤を使用する方法です。
効果が高い反面、適応条件が限られるため、歯科医師とよく相談しましょう。
歯周病治療の補助：メンテナンスと再発防止
治療が終わった後も、定期的なメンテナンスが重要です。
メンテナンスの内容
- 3〜6ヶ月ごとの定期検診
- プロによるクリーニング（PMTC）
- セルフケアの見直しと指導
歯周病は再発しやすい病気です。治療後もケアを続けることで、健康な状態を維持できます。
まとめ：早めの受診と継続的ケアが大切！
歯周病は、初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことが多いです。
「なんとなく気になるな…」と感じたら、早めの歯科受診をおすすめします。
適切な治療と日々のケアを続ければ、歯周病はコントロール可能な病気です。
大切な歯を守るためにも、ぜひ定期的な検診を受けましょう！
当院では「日本歯周病学会」認定医の資格のある医師による、専門的な歯周病治療を受けることができます。歯茎が腫れてる、歯茎から血が出るなど歯周病が気になる方はJR総武線「新小岩駅」北口から徒歩3分の歯医者【新小岩たつみばし歯科】へご相談ください。