
こんにちは。新小岩の歯医者【新小岩たつみばし歯科】です。今回は親知らずがでてきたらどうすればいいかまとめました。是非参考にお読み下さい!

1. 親知らずとは?基本のキ👶
親知らずは「第三大臼歯」とも呼ばれ、奥歯のさらに奥に生えてくる永久歯です。
だいたい17〜25歳くらいの間に生えてくることが多く、全ての人に生えるわけではありません。
しかし親知らずは、他の歯と違い生え方が複雑で、真っすぐ生える人もいれば、横向きや斜めに生えてしまいトラブルの原因になることもあります。
名前の由来は「親元を離れる頃に生えてくる歯」という説が一般的です。
2. 親知らずが生える時の症状とサイン🧐
親知らずが顔を出してくるときは、以下のような症状が見られます。
- 歯ぐきの違和感や圧迫感
奥歯の奥がムズムズしたり、押される感じがあります。 - 歯ぐきの腫れや赤み
歯茎が腫れて痛みを感じることも。 - 噛むと痛みがある
食べ物を噛むときに痛みを感じることがあります。 - 口が開けにくくなる
腫れが広がると顎の動きも制限されがちです。 - 出血や膿が出る
炎症が悪化すると、歯ぐきから膿が出てきたり出血することも。
これらは「親知らず周囲炎(智歯周囲炎)」のサインの可能性もあるため、早めの対処が必要です。
3. なぜ親知らずは問題になりやすいの?🤨
親知らずが問題になりやすい理由は主に以下の通りです。
- 歯ブラシが届きにくい場所にある
奥の方なのでセルフケアが難しく、汚れや細菌がたまりやすい。 - 生える方向が悪いことが多い
横や斜めに生えて隣の歯を押すことがあり、歯並びに影響する。 - 生えきらない(埋まったまま)ことも多い
骨や歯肉の下で途中までしか生えない場合、そこが炎症の温床に。 - むし歯や歯周病のリスクが高い
清掃不良からむし歯や歯肉炎、歯周病になることが多い。
4. 親知らずを放置するとどうなる?怖いリスク一覧😱
痛みがない場合でも放置はおすすめできません。なぜなら以下のようなトラブルを引き起こす可能性があるからです。
1. むし歯が悪化する
親知らずだけでなく、その手前の歯(第二大臼歯)までむし歯になることがあります。
これは親知らずが部分的にしか生えず、清掃が困難なことが原因です。
2. 歯ぐきの炎症(智歯周囲炎)
親知らず周囲の歯肉が細菌感染し、痛みや腫れ、発熱を伴うことも。
この状態が慢性化すると口臭や口内環境の悪化にもつながります。
3. 歯並びや咬み合わせの悪化
斜めや横向きに生える親知らずは隣の歯を押し、歯並びを乱すことがあります。
これが原因で噛み合わせが悪くなり、顎関節症などを引き起こす場合も。
4. 顎の骨や全身への影響
炎症が顎の骨に広がり、骨髄炎など重篤な症状になることも。
また、炎症がリンパ節や全身に波及するリスクもあります。
5. 親知らずが生えてきたらまず何をするべき?初動チェックリスト✅
親知らずのトラブルを防ぐために、次のステップを踏むことが重要です。
ステップ1:違和感や痛みがあれば早めに歯科へ🏥
- レントゲン撮影で親知らずの状態を詳しく確認
- 歯の向きや隣接歯との距離、神経との関係をチェック
ステップ2:痛みや腫れがあれば応急処置🧊
- 冷やすことで痛みや腫れを緩和
- 市販の鎮痛剤で痛みを抑える(用法用量を守って)
※抗生物質の服用は医師の指示が必須です。
ステップ3:抜歯すべきか経過観察か判断👨⚕️
- 真っすぐ生えていて問題ない場合は定期的観察
- トラブルが多い場合は抜歯検討
6. 親知らずの抜歯はどんな流れ?実際の治療プロセス🛠
親知らずの抜歯は通常の歯の抜歯よりも複雑なことが多く、次のような流れで行われます。
- 診断・カウンセリング
親知らずの状態、抜歯の難易度やリスクを説明。 - 麻酔
局所麻酔で痛みを感じにくくします。 - 切開・骨削除(必要に応じて)
歯肉や骨を切開して歯を露出させることも。 - 歯の分割と摘出
大きな歯は小さく分割して取り出します。 - 縫合
切開した部分を縫合し治癒を促します。 - 術後ケアと経過観察
痛みや腫れのケア、感染防止。
7. 抜歯後の注意点とセルフケア🌿
抜歯後は、以下のポイントを守ることで早い回復が期待できます。
- 安静にする:当日は激しい運動や長時間の入浴は避ける
- 冷やす:腫れを抑えるために患部を適度に冷やす
- 飲食の注意:熱いものや刺激物は避け、柔らかい食事を心がける
- うがいは優しく:強いうがいは血餅を剥がす可能性があるため注意
- 禁煙・禁酒:治癒を遅らせるので控えましょう
- 薬の服用:医師の指示通りに鎮痛剤や抗生物質を飲む
8. 抜歯しない場合の親知らずケア方法🪥
抜歯しないことを選んだ場合でも、親知らずを健康に保つための特別なケアが必要です。
- 専用の小さな歯ブラシやタフトブラシで丁寧に磨く
- 歯間ブラシやフロスを使って汚れを取り除く
- 定期的に歯科でクリーニングと検診を受ける
- 炎症や痛みが出たらすぐ受診する
9. 最新の親知らず治療技術🌟
近年は親知らずの治療でも新しい技術が発展しています。
- CTスキャンの活用
3D画像で神経や骨の位置を正確に把握し、安全に抜歯を行います。 - マイクロサージェリー
顕微鏡を使った精密な手術で傷を最小限に抑え、回復も早い。 - レーザー治療
歯ぐきの消毒や炎症の軽減に効果的。
こうした技術で患者さんの負担が軽減されてきています。
10. 親知らずの痛みやトラブル体験談📖
実際に親知らずで困った人の声を紹介します。
「親知らずが横向きに生えてきて、痛みと腫れがひどくて夜も眠れませんでした。歯科で抜歯してもらってすぐに楽になりました!」(20代女性)
「痛みはなかったのですが、定期検診でレントゲンを撮ったら斜めに生えていると言われ、抜歯しました。結果、歯並びも整ってよかったです。」(30代男性)
11. よくある質問Q&A💡
Q1: 親知らずは必ず抜かなければいけませんか?
A1: 必ずではありません。真っすぐ生えていてトラブルがない場合は経過観察が一般的です。
Q2: 抜歯は痛いですか?
A2: 麻酔で痛みはほぼありません。術後は腫れや痛みが数日ありますが、鎮痛剤でコントロール可能です。
Q3: 抜歯の後どのくらいで普通の生活に戻れますか?
A3: 多くは数日以内に日常生活に戻れますが、個人差があります。
Q4: 親知らずを抜かないとどうなりますか?
A4: むし歯や炎症、歯並びの乱れなど問題が出る可能性があります。
12. まとめ📌
親知らずは生え方や状態によってはトラブルを起こしやすい歯です。
痛みや腫れがあったら早めに歯科医院で検査を受けてください。
抜歯が必要かどうかは専門家の診断に任せ、自己判断は避けましょう。
🦷 親知らずのケアは将来の健康な歯を守るための大切なステップです!
もしかして親知らずがでてきた!?と思ったら、JR総武線「新小岩駅」北口から徒歩3分の歯医者【新小岩たつみばし歯科】へご相談ください。
